古文書と共に
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西洋の古書は革の表紙に金箔の文字と装飾模様が施され小口は全て金箔の輝きを持っています。
それだけでも工芸品の美しさがありますが、さらに版画による挿絵があるとそれに見惚れてしまいます。
特に詩集や地誌などには当時の一流画家によるものが多く、それを超絶技巧ともいえる彫師によって作られた
版画は現代では再現できない技術になってしまいました。完成まで10年かけたという本もあります。
現代にはない多大な時間と労力をかけて出来上がった書物には本当に賞賛させられます。
フランス・イギリスの古書
19世紀の本には銅板画の美しい挿絵があります。
特にイギリスとフランスは格別でそれぞれが特有の雰囲気を持っています。
イギリスは風景で写実性、フランスは人物の芸術的な表現が魅力です。
残念ながら通常のパソコンの画面ではモアレの縞模様が出てしまい線や点で刻まれた
精緻な部分が鑑賞できません。
タブレットをお使いの方は拡大して見てください。
これらは画家と彫版家のコラボレーション芸術といえるでしょう。左下に画家、右下に彫版家の名前が書かれています。

装飾額に入れられた銅版画
イギリスの古書店やのみの市へ行くと必ず見かけるものです。本来は本の挿絵ですが
ばらして一枚の版画として観賞用に売られています。額装にすると立派な芸術品になります。
元はモノクロですがこの写真のように見栄えよく手彩色して飾ることが多いようですが、版画そのものを鑑賞するときは手を加えない方が
よい場合もあります。
点刻(スティップル)線刻(ラインエングレービング)と呼ばれる技法による銅版画

実物の2倍位拡大しています
ナポレオン
子守唄
From

The Household Book of Poetry London 1889
死
From

The Household Book of Poetry London 1889
風景1
From

The Household Book of Poetry London 1889
風景2
From

The Household Book of Poetry London 1889
チャールズ・ディケンズの本
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